今回は川口駅から左側、西口を探検。飯塚氷川神社と横曽根神社に参拝してみました。東口と違い、西口は平屋の多い閑静な住宅街ですね。中高層マンションもたっているようですが、日中でも人通りが少なく穏やかな印象。しかしながら荒川にも近いからか、ところどころの電信柱に荒川が氾濫した時の最も浸水した高さである3メートルが印づけられていました。それでは行ってみましょう。
目次
飯塚氷川神社
飯塚氷川神社の場所
川口駅から歩いて5分程。閑静な住宅地の中に飯塚氷川神社はあります。
飯塚氷川神社をバーチャル体験
季節柄、藤の花がお出迎えしてくれました。
紫の花弁がぷっくりとして可愛らしいですね。
正面はこんな感じ。手前は公園になっていて、男の子とお母さんがバトミントンで遊んでいました。川口のほかの神社同様、地元に根付いた神社なんですね。
鳥居に近づきます。青い空と緑の木々と白い鳥居のコントラストがとてもきれい。初夏を感じます。
まずはお参りから。川口神社の宮司さんが兼務されているようです。
「阿」形の狛犬から。斜め左45度の角度でこちらを向いています。
こちらは「吽」形の狛犬。
拝殿の左には飯塚天満宮が。菅原道真公が祭られています。昔から地元の人々の合格祈願をされてきたのでしょうね。
荒川の度重なる洪水により社伝が残っていないようです。これもまた荒川とともに生きてきた川口の歴史を感じさせてくれる事実です。
飯塚氷川神社 Data
創建年 | 永正13年(1516年) |
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ご祭神 | 素戔嗚尊(すさのおのみこと) |
縁の人物 | 特になし |
ご利益 | 災難除け・安産・家内安全 |
住所 | 埼玉県川口市飯塚1-7-18 |
横曽根神社
横曽根神社の場所
川口駅から徒歩20分程度でしょうか。私は歩いて行きましたが、バスやタクシーを使った方がよさそうです。
横曽根神社をバーチャル体験
飯塚氷川神社から西へ歩いて15分程、横曽根神社と書かれた立派な柱が見えてきます。
じゃじゃーん。川口のほかの神社と比べるとかなり新しめな神社ですね。
大きな赤い鳥居のすぐ後ろは階段です。凝った造りの注連縄が素敵ですね。一礼して左側を登っていきます。
まずはお参り。立派な造りの拝殿です。赤が映えます。
振り返るとこんな感じ。高齢者の方のために階段に手すりが付いています。高いところから川口の街並みを見下ろすのはなかなか気持ちがいいです。
境内をぐるっと回ってみます。お手入れが行き届いていますね。
そういえば狛犬がいないなー。
モダンなつくりの神社ですね。あっ、おみくじがある!どこでひけるのかなー。
よく見ると拝殿に御朱印が貼ってありました。御朱印は2015年から授与しなくなったという情報がありましたが、復活したのでしょうか。
長い年月を経たからでしょうか、八幡宮と彫られた石碑がこの木の根元に食い込んでいました。うーん、歴史を感じる。
横曽根神社の歴史
調べてみたところ、横曽根村の氷川神社と南町の八幡神社が合併して横曽根神社となったそうです。この石碑はその八幡神社の名残のようですね。神社自体も昭和48年に新しく建てられたとか。想像するにその当時は鋳物の街、川口として日本の高度経済成長の一端を担っていたのでしょうね。空気が澄んでいたとはいいがたいであろう土地で神社の真っ赤な鳥居や白い拝殿が眩しく輝いていたのではないでしょうか。そんな過去に思いをはせながら神社を後にしたのでした。
横曽根神社 Data
創建年 | 応永年間(1394-1428) 御神像は室町期のもの |
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ご祭神 | 素戔嗚尊(すさのおのみこと) 応神天皇(おうじんてんのう) |
縁の人物 | 特になし |
ご利益 | 災難除け |
住所 | 川口市南町1-15-10 |