氷川神社は言わずと知れた大宮にある大きな神社。ここの絵馬が可愛くなったという噂を聞きつけまして。早速行ってみましたよ。
目次
氷川神社の場所
「JR大宮駅東口」から徒歩約15分。
色とりどりの可愛い巾着入り「ふくろ絵馬」
氷川神社では2019年10月から木の板の代わりに絵馬をかたどった厚紙に願い事を書きちりめんの巾着に入れて奉納する「ふくろ絵馬」を授与しています。巾着は白・赤・桃・橙・黄・青・藍・黄緑・緑・紫の全10色から選ぶことができます。この「ふくろ絵馬」とにかく華やかでとっても可愛いんです!
「ふくろ絵馬」は境内の神札授与所で授与されます。初穂料は500円也。
境内でひときわ目立つカラフルな絵馬掛け。見えないけれどこの中にたくさんの人の願い事が入っていると思うとロマンチックな気分になります。
色とりどりのふくろ絵馬は4か月で約5300個が授与されたとのこと。たくさんの方が奉納されてるんですね。拝殿から出たところにも絵馬掛けは続きます。
そもそもこのふくろ絵馬、個人の名前や願い事が他人に見られないようにするために考案されたものだそうです。気軽にスマートフォンで写真や動画が取れ、SNSが普及している現代において、絵馬の中身を匿名にしたい気持ちに配慮してくれる心遣いがうれしい。願い事は自分と神様だけが知っていればいいですもんね。
氷川神社をバーチャル体験
オススメの行き方は二の鳥居から
大宮駅の改札を抜け東口(中央)もしくは東口(北)から出ます。そのまま北東に進み一宮通りを通って氷川神社入り口の信号に向かいます。信号を渡ると、ばばーん!
大きな鳥居がお出迎え。このルートがオススメなのは、お店が立ち並ぶ賑やかな場所から神聖な場所へ移動することにより、神社の荘厳さや威厳を深く感じることができるから。
この鳥居は昭和51年(1976年)に明治神宮より移築されたもの。鳥居の材木は大正9年(1920年)に台湾の阿里山で伐採された樹齢1200年以上のヒノキを使用しています。
「阿」形の狛犬。
「吽」形の狛犬。
三の鳥居~境内散策
参道を15分程かけてゆっくり歩くと三の鳥居が見えてきます。
戦艦武蔵の碑。艦内には氷川神社が分祀され武蔵神社として祀られていたそうです。戦火を乗り越え今は海に静かに横たわっている武蔵に思いを馳せます。
額殿。江戸後期に建築されたもの。関東大震災も東日本大震災も乗り越え、今は大宮アルディージャの額を奉納されたんですね。歴史を感じます。
神楽殿。
社務所。思い思いに茂った木々の間に人工的に整えられた木が一本。侘び寂びを感じます。
夫婦楠。二本の楠が根っこで一つになっています。
神池にかかる橋を渡り心身を清めます。
前日が寒かったからでしょうか、亀が一斉に甲羅干ししていました。
楼門が見えてきました。
一礼して中へ入ります。
舞殿・拝殿・本殿
楼門をくぐると目の前には舞殿が。余計なものをそぎ落とした美しさを感じます。
拝殿。お参りします。
ここからは空の青、木々の緑、建築物の美しさをご堪能下さい。
おみくじ
おみくじは100円。久しぶりに見ました、硬貨の直置き。
おみくじは一番から五十番まであり、古事記や日本書紀の伝承から事象や神名などを題しています。運勢は全部で十三種類。はっきりとした優劣はないそうです。
各おみくじの文末に境内に祭られる神社や祭神が記載されています。是非お詣りして御利益・御神徳を頂いてみてはいかがでしょう。
摂社・末社
氷川神社には全部で13の摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)が鎮座されています。
摂社・末社って?
→神社の境内(外)にある小さな神社のこと。
摂社:御祭神と関係のある神や現社地の地主神など特別な由緒がある社
末社:摂社以外の神様を祭る社
詳細は氷川神社 境内のご案内をご覧ください。
蛇の池
氷川神社発祥の地ともいわれる蛇の池。
木々に囲まれた道を進みます。
こちらが蛇の池。水が流れる音がしています。どこかぴしっとした空気が流れる空間。
氷川神社は現在横浜港に係留している氷川丸の名前の由来になった神社。大宮という地名も氷川神社が由来になりました。埼玉に移り住んでまだ日が浅いですが、もっと埼玉の歴史を調べて身近に感じられるようになりたいです。
武蔵一宮 氷川神社 Data
創建年 | 第五代孝昭天皇三年(二千年余前) |
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ご祭神 | 須佐之男命(すさのおのみこと) 稲田姫命(いなだひめのみこと) 大己貴命(おおなむちのみこと) |
縁の人物 | 特になし |
ご利益 | 国家安泰と皇室の弥栄、氏子崇敬者の繁栄/家内安全、商売繁昌、交通安全、縁結、安産、災難除、心願成就 |
HP | http://www.motogo-hikawajinja.com/ |
住所 | 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407 |