旅行でお土産を見つけるのって楽しいですよね。
そんなマグネットの魅力をお伝えします。
目次
マグネットの種類
一つのお土産屋さんでも複数のマグネットを売っていますよね。どれを買えばいいかわからない、全部買う?なんて迷ったら、一つのテーマに絞ってマグネットを選ぶようにするといいですよ。
景色を表すもの
べルンカステルは中世の面影を色濃く残すドイツ中世の街。石畳や木造建築が印象的。このマグネットはベルンカステルを代表する大広間の近く、通りを一本入った酒屋さんで見つけました。レジのカウンターの内側、お客さんから見えにくい場所に置いてあって、私「そのマグネットを頂戴、そう、それよ」店員「あなた、こんなのが欲しいの?」私「そう、だってすごく可愛い。この街を表すのにピッタリだと思わない?」しばらくして同じ店に戻ってみると、このマグネットが店頭に並んでました笑。
首都・国花を表すもの
このマグネットはエディンバラ城に続くロイヤルマイルのお土産屋さんで購入。たくさんの種類のマグネットが飾られていた中でこれを選んだ理由は「シンプル」だから。スコットランドの首都であるエディンバラという文字。国花であるアザミ。バラのエリザベス一世(イングランド)に対し、アザミのメアリー女王(スコットランド)。二人の確執や歴史は多くの映画に描かれています。アザミと聞けば、はるか昔、北欧のヴァイキング軍が襲ってきた際に棘のあるアザミを踏んで屈強で有名なヴァイキングがあまりの痛さに大声を上げたので居場所がばれてしまい大敗した、という歴史を思い出します。アザミはスコットランドの象徴です。そしてキャッスル・ロックという岩山の上に建つ古代要塞エディンバラ城。スコットランド独立のために奔走したウィリアム・ウォレスを描いた「ブレイブ・ハート」、スコットランド・ハイランドの悲劇を描いた「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」を思い出させてくれます。このマグネットだけで1日中スコットランドの歴史に思いをはせることができます。
歴史・宗教・住人を表すもの
ネイティブ・アメリカン、ホピ族の豊穣の神ココペリ。奥にはナバホ族の聖地モニュメント・バレー。ネイティブ・アメリカンの居留地ではさまざまなお土産が売られていて、このマグネットもその一つ。モニュメント・バレーではナバホ族のドライバーと仲良くなって写真を撮ったり、ごはんを一緒に食べたり。笑顔で話してくれるドライバーの彼に「ロングウォーク・オブ・ナバホ」という過酷な民族移動の旅でたくさんの犠牲者が出たこと、白人から飲酒を教えられたくさんのアルコール中毒がでたこと(私がランチを食べたレストランはアルコール提供禁止)などを教えられました。ナバホ族の言語が第二次世界大戦中に暗号として使用されており「ウィンドトーカーズ」という映画にもなっています。
有名な場所・アイコンを表すもの
アメリカンカルチャーを代表するルート66。ハーレーダビッドソンを連想させるデザイン。このマグネットは民家のガレージセールみたいな品数もそんなに多くないお土産屋さんで買いました。本とマグネットと絵葉書を買ったんですが、店員さんが計算に戸惑っていたので「足したら7.49ドルになるけど、おまけして7ドルにしてくれない?」って聞いたら笑顔で”Sure.”。値切れるんじゃないかと思って言ってみたんですけど、こんなにあっさりオッケーされるなら6ドルから始めればよかった。
教育機関・施設を表すもの
このマグネットは500年以上の歴史を有するグラスゴー大学の売店で購入。大学とは思えない素敵な建築物で有名なんです。売店では店員さんに学生と間違えられてちょっとウキウキ。ほんとにこの大学の学生になりたかった~!ということで「グラスゴー大学」とロゴのついたトレーナーも一緒に購入しちゃいました。代表的な日本人留学生は科学者の高峰譲吉、ニッカの竹鶴政孝など。
番外編
このマグネットは世界遺産に登録された宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)のもの。銅鏡や金製指輪など古代遺物も描かれています。このマグネットは立体的でお洒落で宗像・沖ノ島のポイントを全部抑えていて650円の価値有!でした。
日本の観光地で販売しているマグネットって、ザ・ご当地マグネットっていう感じの正直に言うとダサいものが多い印象だったんです。(そもそも日本人が日本のマグネットを買うとは思わないので、そんなにマグネットのデザインに力を入れなかったのかもしれません。)最近は海外の観光客も増えてきましたし、私が海外の思い出としてマグネットを買うのと同じように海外の観光客も日本でマグネットを買うようになってマグネットの需要が増えてきたのかもしれませんね。
マグネットは海外旅行のお土産に理想的
旅行先でお土産を買うときには、以下の点が大切です。
小さくて軽い
ただでさえ不慣れな街を歩くし、ヨーロッパは石畳、ごつごつした整備されていない道ではないような道を歩いたり。非常時には急に走ったりしなくてはいけません。海外では荷物はできるだけ軽くコンパクトに持つのが必須です。また少々乱雑に扱っても壊れないことも利点の一つ。
お手頃な価格
値段も400円から500円程度なのでいくつ買ってもお財布にやさしい。大きなお金をお財布から出したり、おつりをお財布にしまうときをスリは狙っています。
どこでも見つけられる
土産物屋だけでなく、駅のキオスク、街の本屋さんや酒屋さん、路上でも売ってますよ。なお、欧州では小さなお店でもキャッシュレスが進んでいるのでクレジットカードやデビットカードも使えます。オススメは店員さんに「マグネット探してる。あるだけ見せてほしい。」と頼んでみること。味のあるいいマグネットを奥からゴソゴソ出してくれることもあります。
日本に戻ったら
でも、家族や友人へのお土産探しに熱中しすぎて気が付いたら「しまった!自分へのお土産買ってないや…」なんてことも。自分へのお土産を何にするか決めてしまえば、そんな心配はなくなります。むしろ旅先で効率的に時間を過ごすことが出来てラッキー!
日々の生活の中、ふとマグネットが目に入ると旅の思い出がよみがえります。お客様がいらしたときに目に入る位置にマグネットを飾れば「◯◯に行ったの?私も行きたいと思ってたんだ。どうだった?」なんて会話が始まることも。