海外旅行のお供に欠かせないものの一つと言えば「地図」ですよね。超が10個くらい付くほどの方向音痴の私は普段Google mapを愛用していますが、海外旅行に行くときはお守り代わりに紙の地図持っていくようにしています。
・方向音痴だけど海外旅行が好き
・海外旅行ではGoogle mapのみでOK?
・おすすめの紙の地図は?→popout mapsとは
このような人にお勧めです。
目次
海外旅行に紙の地図をオススメする理由
Google mapはいいけれどそのスマートフォンが狙われる
Google mapを使うためにはスマートフォンやタブレットが必須ですよね。海外ではそういった機器自体が窃盗の対象です。私の知人(女性)はスペインの路上で、iPhoneで会話している最中に、通りの向かい側から歩いてきた男性にすれ違いざまに突き飛ばされてスマートフォンを奪われたそうです。知人はひざと額から血を流しながらも犯人に食らいつき「警察を呼んで!泥棒よ!」と叫んで離さなかったけれど、結局また突き飛ばされ今度は逃げられてしまいました。ちょうど自宅アパート前で起こった騒ぎだったのですが、あまりの大騒ぎに知人とルームシェアしている友人は犯人が戻ってくるのではないかと怖くて助けに行けなかったそうです。日本に比べてスマートフォンやタブレットの窃盗はやはり簡単に起こりやすいんですね。
現地の人に道を尋ねたときに便利
私は自分が方向音痴であることが痛いほどわかっている&ものおじしないタイプなので、海外で道に迷ったら歩いている人にかなりの確率で道を聞きます。でもね、方向音痴の私に言葉で道を教えてくれてもまったく分かりません笑。わかったふりして「ありがとう!」と言って違う方向に歩いて行って「ちょっとあなた違うわよ!」って言われたことが何度もありました。結局途中まで一緒に歩いて連れて行ってくれることの方が多いかも。それはそれで一期一会、楽しい出会いなのですが、地図があるとスムーズに意思疎通ができてとても便利です。Google mapはとにかく画面が小さいのと道を説明しながら拡大縮小されるので、ちょっとわかりにくいんです。
スマートフォンの充電を気にしなくていい
海外では日本ほど充電する機会がありませんよね。Google mapはスマートフォンやタブレットの充電が切れたらジ・エンドです。そういう私もスペインで深夜2時に友人のアパートからホテルに戻るときに徒歩5分の距離だったんですが案の定迷子になってしまって。スマートフォンの充電はあと5パーセントだし、酔っ払いのお兄ちゃんは近寄ってくるし、走ったら追いかけられそうだから競歩で歩くし。結局30分かかってホテルに着きましたがさんざんな思いをしました。
popout mapsって何?
Popout mapsとは英国のCompass Maps Ltd.が出版・発行する手のひらサイズのコンパクト地図のこと。縦9.5cm, 横13.2cm, 厚さ3mmなので、鞄の外ポケットやコートのポケットに入ります。ラミネート加工されているので少々乱雑に扱ってもよれにくいのがうれしいところ。
popout mapsの特徴
小さいサイズでも情報量は膨大
見開きと中表紙にはオススメの観光名所情報が掲載。地図上の数字とアルファベットで場所を示しています。
中表紙を開くと地図が飛び出てきます。電車やホテル観光名所の記号がシンプルで見やすい。
地図を裏返すと、上段には観光名所、ビジターセンター、ツアー情報などその都市特有の情報が、下段には通りの情報(ストリートインデックス)が記載されています。裏表紙には大きな地図で周辺情報が記載。全体像を把握するのに役立ちます。
どこで買えるの?
popout mapsは日本ではアマゾンで購入できます。個人的には旅行先の書店で買うのがオススメ。最新版がゲットできます。
価格は?
アマゾンでの価格を参考までに。
ロンドン:669円
ダブリン:603円
バルセロナ:628円
エディンバラ&グラスゴー: 663円
フィレンツェ:592円
ベルリン:563円
マドリッド:706円
現地での書店で購入する場合420円前後です(エディンバラの地図:UK £2.99/US $3.95)。値段は都市によって異なりますのでご注意を。
地図がある都市
Compass Maps Ltd.のホームページによると、以下の都市の地図が購入可能です。
ヨーロッパ | Bath, Bristol, Cambridge, Chester, Edinburgh, Glasgow, ,London, Manchester, Oxford, York, Europe, Amsterdam, Barcelona, Berlin, Bruges, Brussels, Budapest, Cannes, Copenhagen, Dublin, Florence, Frankfurt, Geneva, Istanbul, Krakow, Lisbon, Madrid, Marrakesh, Milan, Munich, Nice, Oslo, Paris, Prague, Rome, Stockholm, Venice, Vienna |
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アメリカ | Boston, Chicago, Las Vegas, Los Angeles, Miami, New Orleans, New York, Orlando, Philadelphia, San Diego, San Francisco, Washington DC |
アジア他 | Bangkok, Beijing, Cairo, Dubai, Hong Kong, Melbourne, Shanghai, Singapore, Sydney, Tokyo |
popout mapsのメリット
路上で大きな地図を広げると旅行者とばれる
海外では日本人観光客はお金持ちで不用心という印象が一般的。実際、私の友人も悪気はないんですが「アジア人の中で日本人とそうじゃない人を見分けるコツがあるんだ」と言っていました(詳細は割愛しますが)。犯罪者に目を付けられないためにひと目で旅行者と分かる行動は避けたいところですよね。路上で地図やガイドブックを広げると犯罪に遭遇する可能性がぐんと上がります。また、鞄から地図を出し入れする度に強盗があなたの鞄の中身を狙っています。
英語の地図だと意思疎通しやすい
現地の人に道を聞くときには行きたい場所の名前を伝えるようにしています。例えば「The Elephant Houseへの道を教えてください(エレファントハウスはJ.K.ローリングがハリーポッターを書いたカフェとして有名)」というときは”The Elephant House”を何度も言います。場所さえ伝われば大抵の人が親切に教えてくれますよ。ただし、伝わらなかったときには地図を見せると「オッケー!わかった!」と言ってもらいやすくなります。この時に日本語の地図を見せると露骨に教えてくれなくなる可能性大。英語で説明してもどうせわからないと思われちゃうんですかね。
最後に
地図に残ったコーヒーのシミや道を教えてくれた人のボールペンの跡が、何年たっても楽しかった旅の思い出を思い出させてくれる。それが紙の地図のいいところ。皆さんもpopout mapsを片手に世界の街へ繰り出してみてください。